【まとめ】ビカクシダ胞子培養の失敗3選とその対策~カビvs虫vs発芽しない~

   

おはようございます!GreenNeoSoulのそうすけです!

ビカクシダの胞子培養、なるべく失敗したくないですよね。。
私自身複数種の胞子を巻き、育てた経験の中で、たくさん失敗してきました。

あなたの大切な胞子培養について、一緒に考えてみましょう。

本記事はビカクシダの胞子培養ので失敗した経験3つとその対策についてまとめました!

  • 胞子培養しているけど、発芽しない…
  • 胞子培養でカビが生えた
  • 胞子が発芽したものの、成長しない
  • 胞子培養をしてたら、虫が発生した

こんな悩みをもつ方は少しでも参考になるかと思います!

あくまで自分の見解です!正解はないので参考程度にしていただけると幸いです。

目次

目的

胞子培養にチャレンジされている方に失敗してほしくないため!

私自身の胞子培養の失敗経験を発信することで、
できるだけ胞子培養で失敗する確率を減らしたいと思っています。

このブログではビカクシダの魅力を広めるため、
コストが安く始められるビカクシダの胞子培養をおすすめしています。

最近ビカクシダの胞子培養を始める人が結構増えてきたこと、大変喜ばしいことです(^^♪
私のブログを見て培養始めたと言って下さるかたもいて、発信してきて本当によかったなと思います。

しかし、胞子培養は環境が若干特殊なだけに、失敗してやめたという声も耳にします。
末永く楽しめるよう、できるだけ失敗したくないですよね。

私が失敗した経験と行った対策をもとに少しでも培養に失敗する人が減ると嬉しいです!

事例と対策

Case1 : 胞子が上手く発芽、育成しない

培地はジフィーセブン一択!ライトは水槽ライト一択!

胞子が発芽・前葉体が成長しないパターンです。

胞子がうまく発芽しない場合は、いろんな場合がありますが、
仮に胞子に発芽する力があった場合、環境づくりに原因といくことになります。

発芽のトリガーは経験と知識から、適切な光・湿度・温度です。
また発芽後ビカクシダがきちんと体を作っていくためには適切な培地が必要です。

胞子培養 ビカクシダ 方法
私の培養環境

そのため、培地選びとライト、温度、容器が重要です。

  1. 培地
  2. ライト
  3. 温度
  4. 容器

対策1:培地

ジフィーセブンをおすすめします!

ミズゴケより土系がいいです。培地は湿りすぎててもだめで、乾き過ぎていてもだめです。
ジフィーセブンを立てた状態で、腰水管理をおすすめします。(一番うまくいきます)
そうすることで、胞子を巻く表面の湿度がいい感じになるのかもしれません。

セルソタツタ 胞子培養
タッパー内で腰水

ピートモスのようなものでもいいですが、
ジフィーセブンは種の発芽に特化した土の配合になっているため発芽時に適しています。

実際に実験された方の投稿をSNSにて見てみましたが、
ピートモスやジフィーセブンに肥料・土を混ぜ物をしたものより、
ジフィーセブン単体の方が成績が良いという結果になっていました!

水ゴケとジフィーセブン比較
ジフィーセブンのみ発芽

また過去にミズゴケとジフィーセブンの比較をしているので
よかったら参考にしてみて下さい。

対策2:ライト

水槽用ライトのHyggerライトをおすすめします!

ほかの水槽ライトでも発芽するとは思いますが、
このライトは多機能でコスパがすごいので愛用しています。
下記、メリットです。

  • 光量調節機能
  • 赤・青・白の三色機能
  • 形状的に照射範囲が広い
  • タイマーつき
  • 多機能で相場より安い

電球ライトでもよいですが熱くなりすぎるので管理が若干難しいこと、
そこまで光量が必要でないこと、ソケットが必要なことから
ビカクシダ胞子培養には水槽ライトの方が使いやすいと感じています。

対策3:温度

育成している部屋(リビング)では、冬は暖房、夏は冷房を入れています。

寒すぎると胞子は発芽しにくいです。
ただ温度は極端に暑い・寒いといった温度でない限り、
常温(20~30)が担保されていれば条件は満たせると考えます。

しっかり管理したい場合は、温度を時間ごとに記録してくれて、
スマホと連動できる下記SwitchBotをおすすめします。

例えば、日中家を空けているときの部屋の温度上昇具合や、
冬の夜間どれくらい温度が下がっているのかがわかるので便利です。

対策4:容器

ラップよりタッパーのような密閉性の高い容器をおすすめします。
100均でタッパー買いましょう。

ラップなどの蓋やお惣菜などを入れるカップは薄いので、
そこまで外気との密閉性は高くありません。

ある程度大きくなれば乾燥にも耐えれますが、
胞子から前葉体の場合は乾燥すると致死ダメージを受けてしまいます。

タッパーで蓋をして密閉させ、湿度をたもちましょう。

Case2 : カビが生える

胞子の量は少なめ、複数箇所に巻く!薬剤の使用も効果あり!

カビが生えて、未発芽の胞子や前葉体を覆ってしまうパターンです。

前葉体発芽
カビに覆われて失敗

上記写真失敗事例です。白いカビが広がって、発芽した前葉体部分を覆い隠してしまいました。
もちろん、この後前葉体は枯れてしまいました。

カビの拡大範囲はすさまじいので、基本見つけたら時すでに遅しで、
やり直しだと思ったほうがいいです。。

ただ希望は捨てないでください!
すぐにカビ部分を培地ごと切除して、薬剤を散布するとうまくいく場合もあります。
実際、カビが胞子の上から生えても、前葉体がカビを覆うぐらい元気な時もあります。

つまり、最後は胞子・前葉体自体のポテンシャル頼みになります。

対策1:すぐ除去し、ベンレート散布する

カビを見つけ次第その部分だけ除去し薬剤を噴霧します。

希釈したベンレートを入れた霧吹き

ピンセットで完全にカビを培地ごととった後、0.5%ベンレート水溶液を散布します。

カビ発生
カビ除去

左写真はカビが生えた培地、右写真はそれにベンレート噴霧して数週間立った後です。
前葉体の育成に影響をあたえることなく、カビの発生の発生を抑えることができました。

ただ100%ではなく、これをやってもそのままカビに前葉体が負けてしまうこともあります。
しかし実績のある薬剤ですし、カビ除去+ベンレート噴霧ではやってみる価値は大いにあります。

対策2:量を減らしてまく(予防・やり直し時)

ここからは予防・やり直し対策です。
胞子を培地に巻く際、できるだけ量を少なく巻いてください

カビの原因を胞子を巻く時点から消していく方法です。

胞子同士が重なると密な状態ですので、光が当たらないかつ胞子表面の通気性も悪くなり、
一部の胞子や元々元気がない胞子が発芽せず死んでいきます。

発芽しなかった胞子はカビの栄養源となって生えてきますので、
できるだけ少なめに巻きましょう。

筆で少しずつ塗っていきます。

ポイントは粒ができるだけ重ならないよう、少しづつ巻くことです。
筆で胞子を巻くと、量がコントロールしやすいです。

また胞子を胞子嚢から採取する際は、
採取する際にでる胞子以外のカスをできるだけのけてください。

chanthaboon チャンタブーン 胞子培養 リドレイ
リドレイ胞子嚢(スプーン胞子葉)
ざるで越して使用します

特にリドレイ系の胞子嚢は、写真のように胞子が無数の繊維の中に絡みつくようについており
採取時に胞子に関係のないゴミがついてきます。

私は胞子採取後、細かい網目のフルイを通すことで、大きい繊維ゴミを除去しています。
このゴミもカビの原因になり、かすが多い品種はカビやすかったです。

対策3:別々の場所に巻く(やり直し)

胞子をまくときに、別の場所・培地にも巻きましょう!

胞子を巻く場所を分散させる方法です!

ジフィーセブンをつぶして、培地一面に胞子を巻くのがお手軽で経済的ですが、
カビが発生したときに、一気に広がってしまいます。
なので別々の培地にそれぞれ巻いておきましょう。

ビカクシダ 胞子培養 カビ対策
ジフィーつぶして培養、一面にカビが拡散
ジフィーを複数使用してリスク分散

滅菌したジフィーセブンを複数縦置きして、そこに胞子を巻いて培養します。

そうすることで、もし仮にどれか一つにカビが生えても、
その培地を除去することで、ほかの培地への拡散を防止することができます。
これでリスクを分散させることができます。

胞子が少ないよ!余っちゃうよ!と最初思うかもしれませんが、
大丈夫です。少量の胞子でめちゃくちゃ増えます。笑
(①前葉体は増殖する②胞子体はどんどんでてくるため)

胞子培養のカビについてはこちらにより詳細に記載しているので
興味があったら見てみて下さい☺

Case3 : 虫がわく

虫を入れない工夫をする!入ったら洗浄して除去する!

培地内に虫が湧いてしまったパターンです。
胞子培養でよく生えるのは、湿度を好むトビムシです。

種にもよりますが、トビムシは腐食した土やカビが好きな生き物なので、
ほおっておいても植物的な害はありません。
ただ、虫が湧くのはシンプルにいやですよね(不快害虫)。

初期段階で一度虫が湧いてしまいますと、完全に除去するのは難しいです。
短いサイクルで卵を産み、数日で100倍以上に指数関数的に増えます。

ただ胞子体発芽付近であれば、地道に減らすこともできます!

培養初期(発芽前)であれば、かなしいですが捨ててやり直しましょう。
培養中期以降(胞子体)であれば、地道に除去していきましょう。

対策1:洗い流す&植え替え

タッパー内でトビムシが繁殖していました
一つ一つ洗い流します

胞子体についていた場合、地道に一株一株洗い流します。
シャワーで念入りで洗浄し、新しい培地に植え替えました。

ゼロにすることはできませんが、これで大多数のトビムシが減りました。
気を抜くとまた増えてくるので、定期的にやっていきます。

対策2:薬剤(ちょっと怖い)

薬剤散布です。トビムシは薬剤に弱いので一撃です。
ただシダ植物は薬害を受けやすいので、ちょっと怖いです。

私は怖いのでやっていませんが、
他の方でエアゾール薬剤散布でうまくいくこともあるようです。

対策3:蓋をあまり開閉しない・手を洗う

侵入経路を断つ方法です。

土にはいっぱい虫の卵が入っていると思った方がいいです。
そのため、胞子培養を除くとき(蓋を開ける時)は、必ず手を洗いましょう。

よくガーデニングが楽しくなって他の植物を触った後、
開けてしまったりするので要注意です(私は多分これ)。

トビムシはかなり狭いところからも入ってきます。特に梅雨時期などは注意です。
特に一階にお住まいの方は、窓をできるだけ開けっ放しにしないことは大事かと思います。

まとめ

  • 培地はジフィーセブン、ライトは水槽ライトをおすすめ
  • 室外より室内でタッパー管理が安心
  • カビは複数の培地に巻いてリスク分散
  • 胞子を巻くときは少なめに
  • ベンレートも効果あり
  • 虫は入れない工夫をする、増えたらこまめに洗浄
  • 怖いけど、薬剤で殺虫するのも実績がある

以上をまとめるとこんな感じです。

みなさまのビカクシダ、胞子培養ライフに少しでも参考になると幸いです。
ここまで見て頂きありがとうございました(^^♪

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • はじめまして。胞子培養の勉強にさせてもらっています。
    現在、胞子体にアオコがついてしまったようで、新しく出てきた葉が茶色くなってしまいました。
    胞子体に負担をかけず、アオコを取るような方法はないでしょうか?

    • コメントありがとうございます。

      アオコの発生は本当にイヤですよね。。
      正直一度アオコが発生すると根絶するのは本当に難しいですが、
      発生しても育成はできるので悲観的にならなくても大丈夫です。
      私もアオコ発生したりすることはありますが、適宜対応して育てています。。

      胞子体の大きさはわかりませんが、胞子体まで成長すると生長点と根があればある程度強いので
      一度水できれいに洗浄するのがベストです。そして新しい培地に植え替えましょう。

      アオコが発生する原因は、温度の高さと照射時間が長いことが主な原因であることがおおいので、
      照射時間を少なくする、風を通す、温度を下げるなど、育成環境を見直してみてください。

      ちなみに薬剤の使用はリスクが高いのでおすすめしません。

      • ご丁寧にありがとうございます。

        確かに思い返せば、ライトの照射時間が長くなってしまっていた気がします。
        一度きれいに洗ってみて、風や温度などの育成環境にも気を付けてみます。

        葉が茶色くなってしまってので、少し焦ってしまいました。
        あまり悲観的にならず、育ててみます。
        本当にありがとうございました。

コメントを残す

目次
閉じる