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おはようございます!GreenNeoSoulのそうすけです!
ビカクシダの中でリドレイという品種を知っていますか?
ビカクシダ人気の火付け役でもあり、現在でも根強い人気がある品種です!
私はリドレイを育ててみたい気持ちから、
一年かけてリドレイを胞子から育て上げました!
本記事はリドレイを胞子培養から子株まで育てた経験から、見つけた育成ノウハウ、使った設備、かかった時間・お金などをまとめた記事になっています!
こんな風に思う方は参考になる記事かと思います(^^♪
リドレイ(ビカクシダ)の胞子培養にかかるコスト、また楽しさを伝えるため!
人気種のリドレイで、現在胞子培養が流行っておりますが、
胞子培養の情報はSNSなんかで単発的に情報は出回っていても、
まとまった情報はほとんどないように感じます。
私が胞子培養を始める前は、情報にすごくたどり着きにくかったです。
また「培養」と聞くとなんか難しく聞こえてしまい、
興味があっても、なかなか踏み切れない人も中にはいるのではないかと考えます。
そんな方に、初心者の私がビカクシダを胞子培養で子株まで育て上げた経験から、
胞子培養にかかるコスト(時間・費用)やコツ、楽しさを記事で共有することで、
ビカクシダの胞子培養ライフを楽しみたい方の参考になればと思います。
先に結論です。簡潔に書いています。
詳細も観たい方は、下記の3.育成方法・育成コストをご参照ください。
→成長が早いのでカビ・コケに飲み込まれにくく、管理しやすいです。
光・湿度・温度さえあれば、放置でどんどん成長します。
→前葉体発芽に1か月、胞子体出現に2か月、
胞子体が子株に成長するまで、半年前後かかります。
→少ない株管理であれば年6000円くらいです。
(地域差が大きいので暖房代は除きます)
→大株はお金を払えばすぐ買えますが、胞子培養は子株まで非常に長い時間がかかります。
胞子培養は、「小さく」初めて、のんびり長く「育てる」が中心の楽しみ方だと思います。
「欲しい品種でもすぐに手に入らなくてもいいから、のんびり育てるよ~!」
といったような方に向いてます。
私の方法ですと、8か月から1年かかった!
一番早い個体の事例です。
胞子体から子株サイズまで育てるのに、この株は大体8か月くらいかかりました。
ちなみに前提として、子株サイズというのは直径8~10㎝位としています。
ビカクシダの森で販売購入したときのリドレイのサイズを参考にしてます。
個体によって成長速度がかなり異なるので一概には言えませんが、
このサイズまで胞子から最低でも半年以上はかかると思っていたほうがよいでしょう。
ただ私は始めミズゴケで4か月育てていて失敗をしたのち、
ジフィーセブンに切り替えて8か月で成功したので、
初めからジフィーセブンにすれば6か月程度でも
子株サイズであれば早い個体は育成可能かな思っています。
ここから育成の軌跡になります。
胞子培養は以下のようなサイクルをたどって子株になります。
胞子を購入しようと思ったのですが、
当時胞子から育てる自信がなく胞子を買う勇気が出ませんでした。。笑
なのでリドレイの前葉体+胞子体をフリマで購入しました。
今では10種以上の胞子培養をしていますが、
基本的に胞子体出現までの日数は多少の前後はあるものの、
そこまで大きくは変わらないように感じます。
それを踏まえて、リドレイにおいても胞子から前葉体は約1か月、
前葉体からの胞子体出現は約2~3か月かかります。
育成されている方の情報とも大体一致します。
1か月で胞子から前葉体を発芽させ育てる方法はこちらにまとめていますので、
もし興味があれば参考にしてみてください。
ヤフオクで買って届いたのは1㎝×1㎝程度の前葉体+胞子体でした。
これをばらして、ミズゴケ上に乗せるような形で植えました。
4か月経過しましたが、まったく一切成長が見られませんでした。
胞子体が薄緑になって元気がなく、一部枯れそうになっていました。。
明らかに成長しているとはいえないような状態でしたので、
ミズゴケでの胞子体育成は失敗と判断し、
別の培地にこれらを植え替えることにしました。
ジフィーセブンという培地に移し替えました。
移し替えたとたん一か月で2倍以上成長し、一気に成長が早くなりました。
色も薄緑ではなく、濃い緑色になって成長していきました。
ジフィーセブンに移してから、約2か月で数mmから直径3~5㎝の胞子体まで成長しました。
またこの際に水槽ライトの使用を開始しました。
このライトは胞子培養の成績もよく、本当にコスパがよすぎて一本記事書いてしまうくらいです笑
興味があったら見てみてください。
大きくなってきたので、種植えトレイでの管理に移し替えました。
4か月間で枯れることもなく、順調に成長していきました。
ある工夫をしたため成長が促進されるようになったため(下記に記載)
大きくなるにつれて、色が緑になっていくのがわかると思います。
また成長が早い個体もいれば、遅い個体もいました。
手と比べるとわかりやすいと思いますが、かなり立派に育っています。
4か月間でかなり大きくなり、胞子体を購入した一年後には子株サイズにまで成長しました。
この間成長が停滞してきた時期があり、実践したことが二つあります。
この二つを実践すると格段に成長がよくなりました。
①.固形肥料を与える
根本に肥料を置きました。経過に連れて色がよくなったのが写真でわかるかと思います。
大きくなるために体を作っていくには、植物にとってのプロテイン(肥料)が必要で、
どうやらジフィーセブンのみの養分だけでは足りないようです。
②広めの容器に移す
省スペースのタッパーととラップだと成長が一時期から遅くなり、
巨大タッパーに移すと成長がよくなりました。
おそらく下記のような原因があると思います。
ちょうど購入して一年が経ちました。立派な子株です。
ここまでくると、かなり思い入れがあります。
貯水葉がしっかりしてきて乾燥にもある程度耐えれると判断したため、
フリマ出品や板付けを行いました。
フリマではこちらの容器に入れて第四種で発送しています。
楽しさをありがとうリドレイ、お幸せに。。!
使用したもの | 金額 |
---|---|
胞子(前葉体&胞子体) | 1,000円 |
植物育成ライト(水槽ライト) | 2,500円 |
培地(ジフィーセブン) | 1,000円 |
タッパー | 300円 |
電気代(ライト月170円×12か月) | 2,040円 |
かかった費用合計 | 6,800円 |
計算すると、6800円でした。1株買うくらいの値段で30株くらいできました。
暖房代は地域差が大きすぎるので入れてませんが、入れるともっと高いです。
私の場合(愛媛県)ですと、11月~2月の暖房代がざっくり25000円くらいだったので、
合計で約32000円(毎月2700円)くらいです。
決して安い金額ではありませんが、暖房代がかからない地域もありますし、
小規模であればパネルヒーター(電気代月500円くらい)でも十分かと思います。
そして数多ある趣味の中でかかる年間費用としては、
かなり安いほうではないかと考えます。
売ったりすることができることも考えると、私としては
育成した子を欲しい人にシェアしながら楽しめる、
最高の趣味なのでは?と考えます(^^♪
以上になります。
なんとなくリドレイの胞子培養にかかる時間や費用、おもしろさが伝われば幸いでございます(^^♪
ここまで見ていただきありがとうございました(^^♪
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