ビカクシダ P.E-1(白ビフ)の品種調べと胞子培養《2021年11月~更新中》

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ビカクシダ E-1 白ビフ bifur sp white 胞子培養
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おはようございます。GreenNeoSoulのそうすけです。

熱帯域にすむビカクシダの中で、かなり丈夫で形も綺麗、そして白く美しくなる品種をご存じですか。
それは、P.E-1(bifur sp.white・白ビフ)です。

本記事では、P.E-1(bifur sp.white・白ビフ)の品種調べと胞子培養についての記事になります!

  • P.E-1(bifur sp.white・白ビフ)という品種に興味がある!
  • ビカクシダの胞子培養に興味がある!
  • 胞子葉はどうやって手に入れたの?

こんな方は参考になる記事かと思います(^^

下調べは行いましたが、筆者の推察や感覚が大いに混じっているので、参考程度にしていただけると幸いでございます

目次

目的

数ある交配種について調べた情報を残すため!

ビカクシダ原種についての情報は本などでも見かけますが、
園芸種についてそれが何のかけ合わせなのか、どういった特徴をもつのか、
といった情報があまりありません。

そんな中で、自分なりに品種について調べた結果をブログを通して共有し、
少しでも参考になればいいなというのが目的です。
また胞子培養からの長期的な目線でも調査できたら
面白いかと思い培養を始めました。

1.P.E-1(bifur sp.white)とは

胞子葉が白いビフルカツム!強健で育成しやすい!

ビカクシダの原種18種のうちの一つ、ビフルカツムの血統をもつ白い品種です。
名前の通りで、白ビフ、bifur sp.white、E-1なんかの名前で呼ばれています。 

ビフルカツムの血統を引いているので、非常に丈夫なことで有名です。
温度の適応範囲が広く暑さや寒さに強く、初心者にも育成しやすいです。

例えばですが、冬でも環境を作れば屋外でもゆっくりですが成長することが知られています。
大抵のビカクシダであれば、屋外だと多くが寒くて枯れてしまいます。

暖かい地域に生息するビカクシダは基本屋内育成がほとんどですが、
ビフルカツムは通年屋外で育てることのできる数少ないビカクシダです。
ただきれいに育て上げるのであれば適切な環境を用意してあげる必要はあります。

成熟すると雰囲気が変わり、分岐も増えて美しさが増してきます。

ビフルカツムの白い個体を選抜したものなのか、白い個体を継代していったのか、
詳しいルーツは分かりません。

ここまでくると同じビフルカツムと言えど、ホームセンターに置いてあるものと
葉形が圧倒的に違うので、国内ナーセリーの白ビフなんかは選抜個体で間違いなさそうです。

2.胞子培養

1.胞子入手(2021年10月)

E-1 白ビフ 胞子

E-1の胞子をメルカリで購入しました!
E-1は結構胞子が付きやすいのか、成長が早いのか、
同じ販売者がコンスタントに販売しているのを見かけます。

胞子付き葉っぱで購入するとたくさん量が取れるので、
胞子単体と比べると相場が少し高いですが、
たくさんの胞子が取れるのでお勧めです!

2.胞子播種(2021年11月)

胞子取り
ジフィー播種

消毒したスプーンで胞子を紙の上でゴリゴリ削り取ります。
お湯戻ししたジフィーセブンをそのまま熱湯で腰水し、冷めたら胞子を巻いていきます。

タッパーで密閉して、湿度、温度を保った状態で赤・青・白色で12時間照射です。

愛用しているのは、ブログで良く紹介しているアクアリウム用Hyggerライトです。
胞子培養に関していえば、持っているライトの中で成績が良い&コスパ最高のアイテムです(^^♪

3.前葉体発芽(2021年12月)

前葉体確認
多くはないけどこれくらいが丁度いい量

一か月後ふたを開けてみると、前葉体が発芽していました(^^♪

この時は結構発芽している量が少ないかな~と思うのですが、
前葉体はどんどん肥大化するので、これくらいで十分な量の胞子体が取れます。

4.胞子体確認(2022.2)

E-1 胞子体たくさん

播種から4か月、たくさんの胞子体がもっさり出てきました。
それまでは放置で、腰水の水も一切変えておりません。

もう少し胞子体を出してから、スペーシングしようと思うのでまだ放置です。

5.スペーシング(2022.3)

胞子体一つ一つに根が存在します
約1㎝ごとにスペーシング

胞子体が増えたのでスペーシング(間引き)していきます。
胞子体をよく観察してみると、胞子体一つ一つに根と成長点が存在します。

前葉体と胞子体の塊を培地から取り出して、丁寧にピンセットで胞子体と前葉体を分けます。
傷つけずに胞子体が取れたら、崩したジフィーセブンの上に植えていきます。

スペーシングの方法については下記記事にまとめているので参考にしてみて下さい(^^♪

6.2022.6.1(210日目)

劇的にではないですが、胞子体が少しずつ大きくなっております(^^♪
乾燥して水がなくなったら、タッパーに水を入れるなどして、放置するしかしてないです。

のんびりでも育てくれたらうれしい。

7.2022.7.21(260日目)

ビカクシダ 白ビフ  E-1 胞子場用
左が肥料を与えたエリア

育ちが遅かったので肥料を数粒おいてみたところ、圧倒的に生育スピードが速くなりました!
色も黄緑からしっかり緑色になって、健康になった感じです。

使った肥料はビカ森さんについてくる肥料で知られている、
ハイポネックスの緩効性肥料を使用しました!
(オスモコートは売り切れなので、現在はほとんど同成分のネクスコート使っています。)

8.2022.8.28

子株サイズに成長

さらなるスペーシング・高湿度下・追肥で子株サイズまで大きくなりました!!
まだE-1っぽさは全然ありませんが、少し白っぽく、筋が強いい印象があります。
この子は他の育成者の方へ旅立ちました🌱

育成方法は下記に乗せた方法で大きくしたので、良かったら見てみて下さい!

9.2022.12.28(420日)

肥料を巻いてしばらくの間放置していたのですが、それぞれが子株レベルに成長しておりました。
これまでのどの品種よりもタフで丈夫です、さすがビフルカツムの血統だと思います。

ビカクシダ 白ビフ  E-1 胞子培養
260日
420日

比べてみるとものすごい成長ですね。さすがネクスコート😊

大き目の子は板付けして様子を見てみます!

3.まとめ

  • E-1とはビフルカツムの血統を持った白い品種
  • 白ビフルやbifur sp.whiteともいわれる
  • 強健で通年屋外でも育成可能
  • 胞子播種1か月で前葉体出現
  • 胞子播種4か月で胞子体出現

真っ白なビフルが見れるまではあと数年かかると思いますが、気長にのんびり楽しんでいこうと思います(^^

成長次第随時更新していきます!
ここまで見て頂きありがとうございました(^^

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この記事を書いた人

愛媛でエンジニアをしながらブログを書くアラサー会社員。
自然、お洒落な暮らし、効率化が好き。
ビカクシダと塊根植物にハマり、数年前にガーデニングアドバイザー取得。

主に観葉植物・暮らしについて初心者でも分かりやすく発信しています。

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