ビカクシダ P.Yot#5(ヨット#5)の品種調べと胞子培養記録(2021.9.20~更新中)

当ページのリンクには広告が含まれています。
   
yot#5 胞子培養

おはようございます!GreenNeoSoulのそうすけです!

運営者:そうすけ

愛媛在住のエンジニア兼ブロガー。
ガーデニングアドバイザー資格保有。

種から植物を100株以上育て、育成・販売しています。
〇Instagram→green_neo_soul

Twitter→@GreenNeoSoul
〇メルカリ→GreenNeoSoul/そうすけ

  • Yot#5という品種について興味がある!
  • ビカクシダ胞子培養に興味がある!

最近ビカクシダの品種で、Yot#5という品種の子株や胞子をフリマで散見するのは私だけでしょうか?

このYot#5という品種について興味を持ち、この種について自分なりの情報収集を始め、胞子栽培を始めた次第です(^^

本記事ではYot#5という品種の紹介と、胞子培養の記録になります!

このような方は是非参考にしてみて下さい!(^^

下調べは行いましたが、筆者の推察や感覚が混じっているので、参考程度にしていただけると幸いでございます!

目次

目的

数ある交配種について調べた情報を残すため!

ビカクシダ原種についての情報は本などでも見かけます。

しかし園芸種についてそれが何のかけ合わせなのか、どういった特徴をもつのか、
といった情報があまりありません。

そんな中で、自分なりに品種について調べた結果をブログを通して共有し、少しでも参考になればいいなというのが目的です。

また胞子培養からの長期的な目線でも調査できたら面白いかと思い培養を始めました。

1.Yot#5という品種について

前提として、同じ名前でも皆様の認識や株姿が違うことがあるかもしれませんということをご承知くださいませ。あくまでも参考のほどに(^^

Yot#5

Hilliiの交配品種!

写真はken_htmcさんにご協力いただいました!感謝しております。

胞子葉の多分岐と青白い深緑の色合いと葉脈が得著の品種であると考えられます。

品種としてはYotさんというタイのビカクシダ愛好家が作り出した園芸種になります。

#5というのはYotさんがつけたナンバーで認識するためにつけたものでまだ名前がついていない状態と推察します。

例えばYotさんが作成したといわれるRaijinやSattahipなんかはもともとナンバーだったみたいですが、名前がついています。

似ている品種としてDrummondなどがあります。

ヒリーの園芸種についても情報があまりないため、ビカクシダ園芸家さんたちのインスタグラムで参考株を探して共有させてもらいました!

ご協力ありがとうございます。

Hillii ‘Drummond ‘

Hillii園芸種。はっきりと出た葉脈と色が特徴かと思います。

原種は深緑でトリコームがそこまで多くないイメージですが、この品種はトリコームが多めなのか、元々の葉の色なのか、青白っぽく見えますね。

2.胞子培養記録

あるルートで胞子を入手しました!

親株の写真は使用が難しそうでして、写真でしか確認していないですが、多分岐と葉脈・トリコームなど上記に挙げていた特徴を発現した個体であることを確認しました!

長年かけて紹介したような親株のような特徴がでるかどうか確認していこうと思います(^^

1.胞子巻き(2021.9.20)

胞子
巻いた様子

ジフィーセブンにまいてタッパーで密閉。

水槽用ライトの3色機能を使って20℃以上の室内に放置しました。

環境ややり方に関しては過去記事にまとめていますので興味があればと見て頂けたらと思います(^^

2.前葉体出現(2021.10.20)

2か月後
1か月後

前葉体が出現しました!12~14時間照射の環境で2週間ほどで発芽しました

10種類以上胞子を巻いてきましたが、本種は他の種と比べて発芽が早い印象です。

自分の傾向ではハイブリット種の胞子より、より原種に近い系統の品種の方が胞子の発芽が早いような気がします。

Yot#5もヒリー同士の血統であるためもしかしたらその傾向があるのかもしれません。

3.胞子体出現(2021.12)

胞子体の出現が確認されました!

前葉体から受精を挟むのか時間がかかるステージであるので、この瞬間が胞子培養していて一番うれしいです。笑

ペースとしては私の感覚だと早い方かと思います。

まだまだ小さく、数が少ないですので、1か月くらい様子を見て表面が胞子体でもさもさになったら、新たな培地にスペーシング(田植えと言われています笑)していこうと思います。

4.スペーシング(2022.8)

胞子体が生えてきたので、スペーシングしてのち放置しておりました。(スペーシング前の写真は撮り忘れています😂)

複数葉が生えて成長点がしっかり出てきた胞子体になってきました。

写真の通り肥料をほんの少しだけちりばめると、その付近のかなり育成がかなり早いです。

肥料はこちらを使用しました。

5.子株サイズへ(2022.12)

大きくなった胞子体をジフィーセブンに植え替えて高湿度管理しておりましたところ、しっかり大きくなってくれました。

子株サイズになるまで、相変わらずHyggerの水槽用のライトを使用しています(良すぎて3回購入しています)。

胞子体から子株までの詳しい育て方はこちらにまとめていますので参考にしてみて下さい。

6.板付け後(2023.3)

播種から一年半、だいぶ立派になりました😊

Yot#5の特徴である、ヒリーなんだけど性状網がはっきり出て白っぽい葉が出てきておりますね。

子株になってからは、より質のいい光を与えるために、HASUというコスパ最高の育成ライトを使用しています。

原種ヒリーの胞子培養株(左)も胞子から育てておりますが、子株の時点で少し差がでているのがわかります。

原種のヒリーは本当に星状毛がなく、つるつるです。

いつか紹介させていただいたYot#5の株のようにかっこくなることを願って育成していきます🌱

3.まとめ

上記をまとめるとざっくり以下のような内容になります。

  • Yot#5はHillii ‘Drummond Wave’ とHillii ‘Hulahands’のHillii交配種
  • 多分岐と葉脈・原種にはない白っぽさが特徴
  • 胞子から胞子体まで3か月ほどかかる(早い方?)
  • 子株になるまで約1年かかる

上記が皆様のビカクライフに少しでも貢献できれば幸いでございます。

Yot#5について興味を持たれた方は、フリマで株を購入するなりして楽しんでくださいね!

私の方でも余剰株はありますので、もし興味があればDMください。

胞子も売られているのを見かけたので高くて買えない方は、同様の姿になるかはわかりませんがじっくり長く育てて楽しむのも個人的にはありかと考えます。

ここまで見て頂きありがとうございました!(^^

追記

胞子培養めっちゃ楽しいので、初心者用にやり方も紹介しています。もし興味があればみて下さい😊

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

愛媛でエンジニアをしながらブログを書くアラサー会社員。
自然、お洒落な暮らし、効率化が好き。
ビカクシダと塊根植物にハマり、数年前にガーデニングアドバイザー取得。

主に観葉植物・暮らしについて初心者でも分かりやすく発信しています。

コメント

コメントを残す

目次