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おはようございます!そうすけです!
ビカクシダの子株に肥料を与えて育てると株の弱く育つという情報を聞いたことがありますか?
本記事でホームセンターなどでもよく見られる普及種のネザーランドの子株を用いて、ゆるーく検証を行いました結果を記載していきます。
このような方へ向けて、少しでも参考になるような記事を書いていこうと思います。
子株に肥料を与えるとどうなるの?といった疑問を検証するため
私がビカクシダを購入したのはビカクシダの森さんからでした。購入するとおまけで画像のようなつぶつぶの肥料(中に入っててみえにくいですが)と肥料入れをつけてくれます。
この肥料入れに入れた肥料をコンポストにさしておくと水やりのタイミングで徐々に肥料が溶けて、ビカクシダの根に届くという仕組みです。
ビカクシダは肥料を与えすぎると株が弱くなり、
子株だとさらに影響を受けやすいというお話をビカ森さんのホームページで拝見しました。
これらの話を実際に自分で検証してみるため、まだ幼い子株に肥料をつけて、成長や株姿を確認してみることにしました。
下記の肥料入れと、購入時いただいた肥料をあわせて使用しました!
ビカクシダの森さんでついてくる肥料です。
ビカクシダの森さんでついてくる肥料の入れ物です。
成長は早くなり、株姿にも差が出る!
親株から分けた子株を使用しましたが、現在親株と同程度のサイズ感まで成長してきております。また株姿の差ですが、まだ検証期間が短いのが実情です。しかし、現段階でなにも肥料を与えていない親株の株姿と比べて差が見られてきております。
子株にのみしっかり固形肥料を与えていきます!親株は水のみ。
子株がついているネザーランドを500円で購入しました。
株分けしたネザーランドの子株のみにビカ森肥料を与えます。親株(一番大きい株)には一切肥料を与えず、ミズゴケと水のみで育成しました。
育成条件は同じ環境(25度・植物ライト・室内管理)で育成し、肥料以外の部分はほとんど差がない状態にしました。半年後、与えていない親株と比較してみようと思います。
実際に株分けした様子がこちらです。左が子株で右が親株です。子株のみ肥料入れに肥料を入れて刺しています。
親株は葉や根がしっかりと生えており、貯水葉が出ております。比べて子株は葉が小さく、出ている葉も恐らく親株から栄養をもらっていた葉らしく、株分け後は垂れて元気がないです。
写真でついている胞子葉に関しては、成長とともに親株・子株ともにすべてカットしました。新たに生えてきた葉のみで比較しようと考えたためです。
左が子株、右が親株です。
ここまで葉の展開枚数は、親株→胞子葉3枚、子株→胞子葉2枚+貯水葉2枚と、1枚だけ子株の方が多いです。
株姿ですが、親株はコンパクトな立ち葉の胞子葉が出ているのに対し、子株は親株と同等の大きさの胞子葉を展開していますが、立ち葉ではなく垂れてきています。貯水葉も親株と同サイズです。
こちらが現在の様子です。左が親株、右が子株になります。
親株は2か月で成長しかけの胞子葉が1枚展開しましたが、子株の方は葉が2枚展開しています。また親株は同サイズの葉がコンパクトに展開しましたが、子株の方は親株よりも大きく長い胞子葉を垂れるように展開してます。俗にいう間延びしたというやつでしょうか。
色も若干親株の方が黄緑色をしております。
よく観察すると、胞子葉の星状毛の密度が子株の方が低いです。また新葉が親株のように上方向ではなく、正面へ向かうような形になっています。この現象は子株の成長を通して新葉にすべてみられます。
以上の結果をまとめると、2点のことが言えます。
成長速度は親株と比べてかなり早い傾向に見られました。
半年の葉の展開枚数を表にまとめました。比較すると、2枚ほど子株の方が多くなっています。
種類 | 親株 | 子株 |
---|---|---|
胞子葉 | 4 | 5 |
貯水葉 | 1 | 2 |
また葉の枚数だけでなく、胞子葉の大きさも現段階では親株に近い大きさになっています。
肥料は植物のプロテインのようなもので、微量元素は植物の体を作る元となります。当たり前かもしれませんが、肥料を与えた分だけ成長は早くなると考えた方が良いでしょう。
まだ検証中の部分ではありますが、肥料を子株から与えると弱々しくなる可能性があります。
肥料を与えた子株は肥料以外同じ条件で育てたのにもかかわらず、親株のようなコンパクトな姿にはなりませんでした。胞子葉が間延びしてだらんと垂れ下がるように伸びています。
仮説ですが、水と光は十分な環境のため、肥料が常にあると常時成長できる状態であります。そのため、根張がしっかりしていない状態で葉が伸びていき、結果的に成長に十分な栄養を蓄える前に成長して、間延びした弱々しい葉になるのではないかと考えております。
株姿は好みなので何とも言えませんが、私はコンパクトにびしっと育った株の方が美しいと考えます。かっちりとした姿に育てたい方は、子株の時はできるだけ株の力にまかせて成長させた方が良いのかもしれません。
以上になります!貴重な時間を見ていただききりがとうございました!
実験から一年たちました。
結果、肥料を与えたものがぐんぐん成長し、子株が親株のサイズを超えました。
肥料を与えたほうは最初は弱々しい感じだったのですが、株が大きくなるにつれ
すごくしっかりした形に育ってくれました。
正直、肥料がない方が成長が鈍化しているので今は弱々しく見えます。。笑
子株の時は急な肥料に体がついていかなかったけど、根を張ってしっかり大きくなったら
さほど影響はない、むしろ良い、といった印象です。
むしろ私は、どんどん成長してくれる方が好きなので、
肥料を与え続けたこの方が育てていて面白かったです。笑
子株があまり成長しなくて、心配な方は一度肥料を試してみてはいかがでしょうか?
少なくとも、ゆっくり効く適量の固形肥料であれば急に大量を崩すといったことはないはずなので、
失敗することはないと思います。
効果がなかったら、外せばいいだけですので、価値はあると思います(^^♪
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