おはようございます!GreenNeoSoulのそうすけです!
ビカクシダ胞子培養とコーデクス実生メインに育成ブログやってます(^^♪
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人気のコーデックス、パキポディウムですが、いろいろな種類が本当にあります。
その中でも実生でも丸々と育ってくれるエブレネウムという品種をご存じですか?
本記事ではパキポディウム エブレネウム(Pachypodium rosulatum var. eburneum)の実生・育て方・栽培記録を記事にしていきます。
- エブレネウムってどんな品種?
- エブレネウムは実生でどのくらい大きくなるの?
- エブレネウムの育成記録が見てみたい!
こんな方は参考になる記事になる記事になっています(^^♪
実生は2021年8月9日より開始しています。
1.パキポディウム エブレネウム(Pachypodium rosulatum var. eburneum)とは
マダガスカル中央部の高地出身のパキポディウム!扁平・丸めに育つ!
幹肌は白く、パキポディウムの中でも扁平に育つ品種です。
高さはそんなに出ませんが、寸胴な塊根部分が特徴の品種です。
実生初期から基部がぷっくりと育つものが多く、成長は早くないですが、
実生でもきれいなフォルムで育てることができる品種です。
花は白色でエブレネウムという名前は、花色のアイボリーの色合いから由来するそうです。
現地では標高2000mのイビティ山(岩上)という高地に自生しているだけあって、
熱すぎる環境は苦手なようです。
2.目的
- エブレネウムを種から育てることでより深く知ることができるため。
- エブレネウムが実生で大体どのくらいの期間で、どれくらい育つのか、参考記事にするため
- コーデックス欲しいが、高すぎて種からしか買えないため
種から育てることは、現地の乱獲を防ぐことにもつながりますよね(^^♪
また育ったら、ブログ・SNSを見て下さっている皆さんにプレゼントしたいと思っています。
3.実生からの育成記録
環境
- 春から秋(3月~11月):南東向きのベランダ(日照時間5~7時間)
- 冬(12月~2月):植物育成ライト直下[SINJIAlight使用](日照時間12時間)
春・夏・秋の管理
冬の管理
2021.8.9(播種:1日目)
Seed Stockから種子を購入しました。とても信頼できる業者です。
当時の価格で20粒1500円で購入しました(一粒75円)。
- 出荷が早い
- 規定量よりすこし多く入れてくれる
- 別種のおまけ種子がついてくる
いつも規定量より多く入れてくださったり、
モニター種子で購入していない種子もおまけでつけてくれたりします。
エブレネウムはマダガスカル出身のコーデックスです。
別種のパキポディウムでも、グラキリスなどのマダガスカル出身の種類と
種の形状が似ているの比較で分かります。
ベンレート2000倍希釈とメネデール1000倍希釈液を作り、一晩種子をつけておきます。
ベンレートは種表面のカビ殺菌剤として、メネデールは発根作用を高める薬剤として使用しています。
実生の始め方については、これさえ見とけばできるようにやり方をまとめましたので、
方法に興味がある方、実生を始めてみたい方は下記記事を覗いてみてください。
多肉用の土と上にバーミキュライトをふりかけ、種植えトレイに等間隔に置いていきました。
そして植物育成ライトの直下で12時間くらい照射しています。
2022.8.18(発芽:9日目)
根を張って立ち上がり、本葉を広げ始めました。
エブレネウムは扁平に成長する品種なので、発芽後もぷっくりしていますね。
横に広く展開する葉がかわいいです。
発芽できずにカビに侵されたものも残念ながらいます。
カビは本当に広がるのが早いので、直ちに見つけては除去する作業をしていきました。
2021.9.4(ベランダで育成:30日目)
暑さが和らいできたので、寒さがくるまでベランダに置くことにしました。
それまでLEDでの育成でしたので、葉焼けが心配でしたが問題なかったです。
2021.10(60日目)
外に置いて2か月たつと、葉の展開がかなりはやくなりました。
同じロスラーツムですが、葉の形がグラキリス・カクチペスなどの品種と異なり、丸目の葉が出ます。
幹部分もコロコロしてきてエブレネウムぽさが少しずつ出てきました。
他のパキポディウムは実生初期は幹がひょろっとしているのですが、
エブレネウムは幼い時から丸くころっとしています。
2021.11(病気になる:90日目)
12月から屋内LED管理を始めましたが、温度が一定にもかかわらず落葉し始めました。
種植えトレイに植えた植物は皆、葉が黒ずんでいったのです。
葉写真のように葉先が黒ずんでおり、明らかにパキポディウムの紅葉とは違っていたので、
調べてみると、どうやらカビ由来の斑点性障害とのことでした。
調べてみると、下記のような条件でカビの病気は起こるそうです。
ドンピシャに条件に当てはまっていました。
- 密集して育成している
- 腰水管理である
- 風がない(屋内で風を当てていない)
腰水をやめ、小型扇風機を導入し、風を常に当て続ける環境に切り替えました。
これで何とか病気の拡散は収まりました。
2022.1.17(161日目)
急いで、500倍希釈のベンレートを噴霧し、病気の進行は落ち着いたものの、
ほとんどの株の葉が黒ずみ、落葉していきました。
ほとんど水を与えず、LEDライトの下で冬を乗り切ります。
2022.5.16(292日)
同じ種なのですが、個体差がかなり大きく出てきました。
成長の早いものは、小さいものと比べて一回り大きいです。
結構個体差はあるものの、8か月で塊根部分が1㎝程度になる個体も現れてきました。
3月からベランダで管理を始め、春のタイミングで植え替えを行いました。
種植えトレイがギチギチで、しっかりと根を張ってくれていました。
おすすめの鉢はサイズ感と一鉢当たりの価格が一番マッチしている
grasslandのTB25(68個セット)がおすすめです!
私は実生株にこれを使用しています。
- 単価が2.5号鉢で一番安い(一つ32円と最安)
- 加工がすべりにくく、使いやすい
- 黒色効果で発根作用を促す
2022.8(390日)
直射日光にガンガン当てて育成しておりましたが、
高温障害で3分の2が枯れました。。ショック。。
エブレネウムは7~8月は屋内か涼しい場所で管理しましょう。
注意
エブレネウムは夏が苦手なので暑さで枯れます
パキポディウム族すべて同じ管理をしており、実生株は春~秋は直射日光にガンガン当てておりました。
その中でもエブレネウムのみ夏の暑さに弱く、7月に入り調子が悪くなりました。
他のパキポは元気でしたが、エブレネウムは3分の1ほどが枯れてしまいました。
エブレネウムは高山地帯に住んでおり、特に暑さに弱いみたいです。
ベランダは30~40度の暑さだったので、暑さに耐えられなかったのでしょう。
エブレネウムの実生を楽しみたい方は、夏は屋内で管理することを強く推奨します。
4.まとめ
- 発芽率は6割とまずまず
- 一年目までは塊根部1㎝程度に育つ
- 他のパキポディウムと異なり、茎部分は丸くなる(縦より横に成長)
- 実生でも丸く育てやすい
- 風がないと病気が発生する
以上になります。
エブレネウムは小さい時から横に大きくなって
丸み部分が特徴のコーデックスらしさがでるかわいい品種です。
順次更新していきますので、よろしくお願いいたします(^^♪
ここまで見ていただき、ありがとうごさいました!!
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