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おはようございます。GreenNeoSoulのそうすけです!
運営者:そうすけ
愛媛在住のエンジニア兼ブロガー。
ガーデニングアドバイザー資格保有。
種から植物を100株以上育て、育成・販売しています。
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〇Twitter→@GreenNeoSoul
〇メルカリ→GreenNeoSoul/そうすけ
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ビカクシダを種(胞子)から育てる胞子培養は聞いたことがありますか?
胞子培養で胞子体が増えてくると、さらに成長させるためにスペーシングという作業が必要です。
(赤丸の部分)
これをしないと、胞子体が子株サイズまで大きくなれません。
本記事ではビカクシダ胞子培養の私なりのスペーシングのやり方(胞子体分けの作業)について、初心者でもできるだけわかるように書いていきたいと思います。
私のやり方ですとスペーシング後、子株まで1年たたずに順調に成長しています!
これからビカクシダの胞子培養をやる方、興味がある方、もうすでに行っている方の参考になればよいなと考えています!
この記事がたくさんの方に見て頂けるようになって、本当に嬉しい限りです!!
この記事で巻いた胞子たちも写真のように大きくなってきましたよ~🌱!
胞子培養面白いので一緒にやってみましょう!
段階ごとにビカクシダの胞子培養シリーズで記事をまとているので、胞子培養が初めての方は下記記事を参考にしてください^^
方法・環境も人それぞれですので、あくまで成功法を参考して頂ければ幸いでございます(^^)
胞子体が出るまでとにかく放置!胞子巻きから3~4月程度かかる!増えたらスペースを開けてあげる!
複数の胞子体が生えてきたら成長を促すため、胞子体それぞれに根を張るスペースを与えていきます。
これをスペーシングとビカク界隈では読んでいます。
下記に胞子体出現からスペーシングに焦点を当てて細かい方法を記載していきます。
胞子培養を今からスタートする場合は前回記事を参考にしてみてください。
胞子から前葉体がでると、前葉体がどんどん増殖・肥大化していきます。
その増殖した前葉体の間から緑の葉っぱの様なものが出てきます。
これが胞子体でビカクシダの赤ちゃんです。これが出るのをひたすら待ちます。
前葉体の上にある生殖器官から、水を介して精細胞と卵細胞が受精して胞子体ができます。
そのため霧吹きをして前葉体を濡らして受精を促すという方法もあります。
私の場合は、密閉容器で湿度ほぼ100%・腰水管理でしたので常に湿っている状態でしたのでほとんどしていません。
光・温度・湿度が整った環境に放置します。
ざる付きタッパーに培地の準備をします。
ジフィーセブンが目合いから落ちないようにペーパーを敷きます。
そのあと、繊維をはがしたジフィーセブンを5個ぐらいおいていきます。
なぜ普通のタッパーではなくざる付きを選んだかというと、培地の通気性をよくするためです。
培地の底に空間があることで空気が通りやすくなり、①胞子体の根に空気が供給され成長をより促せる、②嫌気性菌など毒を出すような菌の増殖リスクを防止するためです。
海外ナーセリーの生産者がざる付きを使用されていた情報を聞いたのも理由にあります。
あくまで持論なので参考程度にしてください。
熱湯をタッパーに入れて、ジフィーを給水・殺菌します。ついでにタッパーの淵やピンセットなども熱湯殺菌しておくとよいです。
30分くらいたって培地が冷えたらジフィーを平面に慣らしていきます。大体厚みが1~2cmくらいになるよう量を調整してあげてください。
ジフィー1個1個に胞子体を植えてもいいですが、私の場合は胞子体の量が多いのでくずしました。
前葉体と胞子体の塊を培地からとります。
そしてペーパータオルの上でにおいて、塊から胞子体を分離していく細かい作業です。
ピンセット2本使ってほぐしていくイメージです。
胞子体は一本一本ポロポロ取れていきます。
根や胞子体の葉・生長点を傷つけてしまう可能性もあるので無理に分離しなくてもいいと思います。
田植えのようにピンセットで一つずつ胞子体を培地に植えていきます。
間隔は適当で、根元がしっかり培地に埋まるようにしてやります。
こうすることで、密になっている状態のときよりも根の張りやすさ、根元への栄養・光当たりが均等になると考えています。
農業における間引き、森林における間伐と考え方は同じです。
蓋をして密閉して放置します。私はラップと輪ゴムで蓋をしています。
タッパーのふたでもいいですが、蓋が半透明でしたので光がとおりにくいと考えているからです。
SNS等でリサーチした感じではラップ等の光透過性の高い蓋の方が成績が良いようです。
ただ気密性は下がるようで、アオコが発生した経験もあるので蓋でもいいと思います。
ライトについては水槽用のものが好調です。
私は成績が良かったのとコスパから下記のライトを愛用しています。
詳しい環境については下記リンクをご参照ください。
私が使用しているスペーシングに必要な道具をまとめました!
通気性のいいタッパーを使用しています。
培地はこれ一択。胞子から子株サイズになるまで使えます。
先が細いピンセットを2本使うのが作業しやすいです。
最近は黒の方が見えやくおすすめ。
圧倒的に成長が早くなります!
左半分が肥料を巻いた方、右半分が巻いていない方です。
胞子体を同時に植えたのに、肥料のあるなしで成長が全然違います。
パラパラを数粒巻いておくだけで、大きく成長に差が出ることがわかります。
使用しているのはハイポネックスのネクスコートです。
ネクスコート以外の肥料を使用したい方は下記記事を参考にしてみて下さい。
胞子培養は1年以上の時間が必要です!
ビカクシダがほしいと思ってから、気長に成長を待つ必要があります。
といった方は、株を素直に購入することをおすすめします。
園芸ネットプラスは、種類の幅広さと珍しい観葉植物が強みのサイトです。
特に強みなのが、園芸ネットプラスのザファームセレクトというコーナーです。
安いビカクシダから店舗にはおいていないような珍しい植物が販売されています。
珍しい品種も販売しておりますので、良かったら覗いてみて下さい!
上記をまとめると、下記の様になります。
下記は2週間後の結果です。塊の時は1枚の葉だけでしたが、2枚目の葉が出てきました。良い培地・良い温度・良い光環境に加えて、胞子体にスペースを開けてあげると成長が本当に早くなります。
3か月後は何枚も葉が出てきて大きくなっています。
品種や個体差ももちろん大きいですが、リドレイなんかは早いもので半年もたたずに直径8㎝程度のサイズまで成長しました(右下の株)。
以上になります!
スペーシング後にやること、気を付けることは下記記事にまとめておりますので、参考にしてみて下さい。
今後は成長→鉢上げ→板付けといった流れになります。
このサイトで植物・ビカクシダが好きな人が増えたらうれしいなと思っています。ここまで見て頂きありがとうございました^-^
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