おはようございます!GreenNeosoulのそうすけです!
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愛媛在住のエンジニア兼ブロガー。
ガーデニングアドバイザー資格保有。
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ラブリコやディアウォールで棚を作っている方をよく見かけませんか?
かくゆう私もラブリコを使ってDIYでビカクシダを育成していますが、先月不慮の事故で転倒しました。。
その後原因を調べ、対策して再建しました。
対策後は現段階ではぐらつきは全く見られず、地震が起きましたが影響はない程度の強度になっております。
結論、設置する人には必ず安全に使用するため、セットで用意してほしいものがあります。
→忙しい人はこちらから対策へジャンプ
本記事はラブリコを使用したビカクウォール(植物用の棚)の崩壊と、対策・再建についての記事になっております。
設置する人には必ず見てほしい記事です。
- ビカクシダをラブリコを使用して育成される方・している方
- なぜラブリコが倒れたのか知りたい!
- 倒れないように対策したことは何か知りたい!
こういった方に参考になる記事になる記事の内容となっています(^^
ビカクウォール(ビカクシダウォール)を作成したい方は、本記事の対策と下記記事の設計方法を合わせて読んでいただくと、正しく設計できます😊
1.目的・状況
目的
失敗を共有して悲しむ人減らしたい!
大事にしているものが壊れてしまうとき、精神的ダメージはかなり大きいです。
正直なところ、悲しみや恥ずかしさなどいろいろな負の感情が重なり、これを記事にするつもりはありませんでした。
しかし、ビカクシダが好きになり屋内でラブリコ管理されている方が増えている中で、皆さんにもこんなつらい思いをしてほしくないなと思いました。
そのため、皆さんに私の失敗を知ってもらい、原因とその後の対策を記事にすることにしました。
状況
状況としては、数日前に友人が床から立ち上がった時に、ビカクウォールに向かって上方向に向かって強く棚に接触しました。
当日は特に何もなかったのですが、数日後、仕事から帰宅すると壁にかてかけていたメインの柱からから前方向に転倒していました。
転倒したため、載せていた植物はすべて床めがけて落下してしまいました。
ほとんどの植物が傷ついたり、鉢から出てしまったり、中にはそのダメージで枯れてしまった植物たちもいました。
ビカクシダに関しては、表面積が大きい分貯水葉が傷ついてしまったものが多くみられました。
中には成長点が傷ついて動かない子もいます。
不在中に起こっていたので、けが人や家電・水槽などの破損がなかったのは不幸中の幸いでした。
2.原因
原因①:天井の固定位置
原因の一つに、天井の骨組みを特に意識していなかったため、ラブリコを突っ張る天井の位置が悪かったことがあげられます。
突っ張っていた部分を確認すると、ラブリコに押し上げられて天井と壁の接合部に隙間ができてることを確認しました。
賃貸の天井は主に石膏ボードであり、その裏は梁(はり)といった骨組みでできています。
大梁という大きな骨に小梁という小さな骨組みがたくさん張り巡らされており、
そこに石膏ボードが張り付いているようなイメージです。
ラブリコは大梁か小梁の位置にに設置することを推奨しています。
私はこの梁の部分にラブリコを当てておらず、小梁と小梁の間に当てておりました。
つまり、石膏のみの天井強度の弱い部分にラブリコで突っ張っていたことになります。
建設当初は何とかなっていたものの、ラブリコの張力+上方向への局所的な衝撃で天井の石膏ボードが浮き上がってしまい、ラブリコが突っ張ることができなくなった可能性が非常に高いです。
原因②:固定幅
ラブリコ公式より、棚受けをつける場合、棚板の横幅は120cm、上に乗せる重さは30kgまでと長さが規定されています。
私は説明書を過信しMAXの120㎝の幅の棚板になるよう製作し、そこにビカク+複数個の鉢を置いていました。
棚板も幅があるので5㎏くらいはあり、すべて合わせてぎりぎり30kgぐらいだったと思います。
明確な数字は書かれていませんが、棚板の幅を広げた分だけ重心がラブリコの柱から離れるので、耐荷重は低くなります。
私の場合、原因①が重なった状況で、幅をいっぱい使いすぎたため、耐荷重をオーバーした状態であったのではと推察します。
3.対策
対策は下記3つになります。
- ラブリコの設置位置を梁がある位置に変更する。
- 重心をラブリコへ近づける
- 軽量化する
①梁部分に設置位置を変更
これが最も大事な対策です。
下記の下地調べ(シンワ測定 下地探し)を用いて天井の梁がどこにあるのかを調べました。
細い針が入っていて先端を壁に向けて押すと針が出てきます。
石膏を突き刺して寮の位置を確認する使用方法です。梁があればその部分で止まります。
針の跡はほんとにのこりません。
マグネットも入っているので、金属製の梁や固定金具などがあると反応して位置を確かめることもできます。
上記の方法で天井の梁の位置を確かめ、ラブリコの設置位置を変更しました。
骨組みへの固定のため、天井は浮かずに前回よりも強い力で突っ張ることができています。
②重心をラブリコに近づける
重心をラブリコに近づける対策をしました。
まず柱の幅を120㎝から90㎝へ狭めました。
こうすることで柱と棚板の距離が近くなり、耐荷重を上げることげできます。
構造上ラブリコから重心が離れれば離れるほど耐荷重は小さく、近いほど大きくなります。
③軽量化
設置する木材の軽量化を行いました。まず柱の幅が狭まったと同時に、棚板の横幅も90㎝から120㎝へ変更しました。
左右をのこぎりでカットして、棚板は5㎏あったので3㎏台になりました。
また、上部のライトを支えている木材を軽いものに変更しました。
また②の重心を近づけるの対策もしており、変更と同時に木材を50cmから40㎝へ短くしました。
細くなりましたが、長さが短くなった&重心に近づいたことで強度は申し分ありません。
3.まとめ
対策をまとめると、表のようになります。
- ラブリコの設置位置を梁がある位置に変更する。
- 重心をラブリコへ近づける
- 木材を軽量化する
再建後の姿です。この対策で先日の地震でも耐えてくれました。
固定強度はかなり上がったと思います。
また前提としてラブリコはネジのように完全に固定されているわけではなく、また季節によって木材も伸び縮みしますので、僅かですが多少はズレていくものです。
日々ゆるみがないかの確認を行っていくのが重要です。
追記
ビカクウォール(ビカクシダウォール)を作成したい方は、本記事の対策と下記記事の設計方法を合わせて読んでいただくと、正しく設計できます😊
コメント
コメント一覧 (7件)
ビカ壁の対策、大変参考になりました。
失敗談はなかなか載せにくいと思うますが、
こちらの記事では原因究明から対策への流れも記載されており、私のファレノ壁DIYに活用したいと感じました。
Thank you
コメントありがとうございます。私の失敗談を参考にしていただきとても幸いです。
ラブリコで植物が流行っていますが、ご自身の大切な生き物を設置する場所ですので、リスクを知って楽しんでいただける方が一人でも増えて、とてもうれしい気持ちです☺
納得のいくファレノ壁DIYができることを願っております!
壁に対してラブリコの向きを90度回転させればより倒れにくくなると思います!
倒れる方向に対してラブリコの長辺が効いてきます、床を時点に円を描けばイメージできると思います。
その分部屋が狭くなるとお考えになる方が多いですが、ビカクが大きくなれば同じ事です
うちはより細い1×4で高さ2.4m×幅1.4mですが、震度6弱の地震に耐えてくれましたよ
しんさん、コメントありがとうございます。
確かに考えてみればおっしゃる通り、長辺を生かすとより強くなりますね!
アイディアをくださってありがとうございます。
本記事でも今後共有させていただきたい内容です。
より細いラブリコで震度6はすごい耐久度ですね、実績もあって安心です!
はじめまして!
メルカリから愛媛の方だ!と飛んできました。
以前よりLED、胞子培養の水槽用LEDとかなり参考にさせていただいておりました。
ラブリコ…転倒はお辛いですね
今年、冬管理の為に2×4を利用して自作でツッパリ柱を作成してみました。転倒しないかドキドキです。
今後もブログ楽しみに拝見させてくださいませ
moonさん、コメントありがとうございます。
以前より参考にしていただき、本当に幸いでございます!嬉しい限りです^^
ポイントさえ押さえれれば地震でも耐えます!作り始めですので、ラブリコのゆるみないかちょいちょい様子見て上げて下さい!
現在資格勉強が忙しく更新できておりませんが、ネタは溜まってきているので記事書いていこうと思います!
moonさんのビカクライフが楽しくなることを願っております!
胞子培養の記事参考にさせていただいています。
近々挑戦予定です。
突っ張り棒用の補強アイテムも安心感が増しますよ。