おはようございます!そうすけです!

運営者:そうすけ
都内在住のエンジニア兼ブロガー。
ガーデニングアドバイザー資格保有。
種から植物を100株以上育て、育成しています。
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皆さん、ビカクシダにコバエが発生したことはありますか?
私の環境では、今まで発生したことがなかったのですが、ある時期に外で管理したり、窓を開けたまま作業していたところ…ついに大量発生してしまいました。
コバエは1匹で約80個も卵を産むと言われており、放っておくとあっという間に増殖してしまいます。

発生初期に対策することがとても大切です!
ただしっかり対応することで効果があり、現在では室内でコバエを見ることはなくなりました。
本記事では、ビカクシダを育てている中で避けて通れない「コバエ問題」について、私自身が経験した対策とその効果をまとめてみました。
時々コバエの写真を乗せていますので、ご承知ください🙇♀️
ビカクシダに発生するコバエはクロバネキノコバエ
ビカクシダに湧くコバエはたいてい、蚊のような見た目をしているクロバネキノコバエです。
苔を食べるコバエで、ミズゴケのような湿った有機物に卵を産みやすく、ミズゴケを使うビカクシダは絶好の繁殖場所になります。


家のコバエと違って、飛ばずに歩いて移動する傾向が強く、株元にじわじわと溜まりながら増殖します。
そのため気づいた時には大量発生していることもあります😱
成虫は緑色に引き寄せられる性質があり、室内植物にも自然と集まりやすいです。
結論
コバエに効果のあった対策
コバエ捕獲器と殺虫剤を全株に対応することで、激減しました!
私が実際に試して効果があったのは、以下の2つのアイテムです。
コバエ捕獲器
粘着型のコバエ捕獲器です。コバエを誘引し、粘着させて捕獲させるタイプです。



いわゆる粘着トラップ!
本来観葉植物ようなので、土に刺して使用するもの、板と水苔の間に差し込んで使用しました。




殺虫剤
こちらは水苔の表面にスプレーすることで、幼虫や卵への対策になります。
家にペットもいたので、分解されやすい植物由来の薬剤を選びました。


結構他のスプレーってデカデカとラベルに「コバエ」が描かれているのですが、あまり好きじゃありません。
このスプレーはリビングにおいても自然です。



他の効果が1ヶ月持続するものは、毒性が植物や他の生体の影響を不安に感じました。。
実際にスプレー後、水苔と板の間を確認すると、幼虫がいなくなっていたので効果を実感しました。
試しに成虫と幼虫に本体に直がけすると、もがいた末に数秒で動かなくなることを確認しました。
キノコバエには猛毒なようです。
実際の検証結果
数日で全滅とはいいませんが、1ヶ月くらいかけて全滅しました!


特に成虫のコバエ捕獲が結構目に見えてわかりやすく、緑の粘着面がコバエで真っ黒になるくらいとれました。
参考に乗せますが、虫がそもそも苦手な人が多いと思うので、クリックしたら見れるようにしています!
【閲覧注意!】コバエがどのくらいとれているのかの写真




特に淵の捕獲率が高いことがわかります。



ミズゴケをたどって歩行してトラップされている傾向が確認できますね。
コバエの根本の原因
薬剤のみでは根本原因を立つことができない
コバエ(主にクロバネキノコバエ)は以下の条件で発生しやすくなります。
- 有機質がある(ミズゴケ・肥料など)
- 高湿度が続いている
- 通気性が悪く乾きにくい環境
ビカクシダは水苔を使って育てるため、湿度と有機物が揃っております。


さらに肥料もあると、まさにコバエにとっては理想的な環境です。
しかもクロバネキノコバエは、緑色に引き寄せられる性質があり、植物まわりに集まりやすいのです。
根本対策は「風」
サーキュレーターで風を起こしてください!


ポイントは早く乾かすこと、湿度が滞留しないよう空気を動かすことです。
- 湿気をためない
- 表面を乾燥させる
- 空気を循環させる
特にビカクシダはミズゴケを使用するので水分が滞留しやすく、コバエの温床になりやすいです。
ビカクシダはそもそも風が大好きで健全な育成には必須になってきます。
- コンパクトなのにかなりパワフル
- デザインがスタイリッシュ
- 自動タイマーオフでない(24時間回したい)
もし風を回してない方は、1台はサーキュレーター持っておくのがオススメです!
注意点
ペットが居る場合
ペット、特に両生類・爬虫類を買っている形は気をつけてください!
「ほ乳類には安全」なものでも、爬虫類・両生類にとってはわずかな量でさえ、致命的になってしまうことがあります。
このスプレーは菊の成分「ピレトリン」という分解されやすい成分を使っているので、他の殺虫剤より持続性は低いと考えられます。
しかし同じ部屋で噴霧するのは危険なので、別の部屋で噴霧しましょう。
私はヘビとトカゲが同じ部屋にいるので、別の部屋でミズゴケにスプレーして、一晩経って元の部屋に戻しました。





他の生き物や影響は全く出ていません‼️
やらなかったこと
今回はミズゴケの全交換はしませんでした。
理由は、下記の通りです
- せっかく板に活着した根を傷める可能性がある
- 単純に手間がかかる
コバエが発生しやすい時期は、ビカクシダの成長期である5-8月などの温かいときです。
この時期に株にダメージを与えたくありませんでした。
ただし、根本的な対策としては効果が高いので、重度の場合は検討してもよいかもしれません。
まとめ
ビカクシダにコバエが発生したときの対策です。
この3ステップで、私は約1ヶ月で状況をかなり改善できました。
ビカクシダのコバエ問題に悩んでいる方の参考になればうれしいです🌿
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