おはようございます!そうすけです!
高い植物も、種から育てればショップのような多肉植物を手に入れることができます!
広くないマンション・アパートでも実生を楽しんでみませんか?
本記事では、マンション等の屋内で格安LEDライトで始める塊根・多肉植物の実生の方法について記事にしてまとめていきます。
- 多肉植物を種から育ててみたい!
- 屋内で実生を始めたい!
- パキポディウム・アガベは高くて買えないけど種なら買える!
こんな方は参考になる記事になるかと思います。
この方法で下記のような植物の発芽に成功しています。
- パキポディウム
- アガベ
- アデニウム
- センナ
- パッションフルーツなど。。
大体ピザールプランツと言われる種類を育てていますが、
私の方法ですと、数日から2週間以内には発芽しました!
実生めちゃめちゃ楽しいので一緒にやってみましょう!
1.目的と結論
目的
種から育てて、安く園芸する楽しさをもっと広めたいため!
本記事の目的は以下の通りです。
- コーデクス・多肉植物をできるだけ安く手に入れて育てたい
- 身近な人やブログを見てくださった方に里子に出して魅力を広めたい!
- ネットの育成方法を自分なりに実践したい!
できるだけ安く手に入れて育てたい
庶民でもかっこいい塊根植物を育てれる方法がひとつあります。
それは、種から育てる「実生」です。
男前系の植物でパキポディウムなどの塊根植物やアガベなど、
植物界では非常に人気が高まって生きています。
しかし、需要に対して供給が間に合っていないことと、円安の影響もあり、
パキポ・アガベの価格が、一株数万~数10万とかなり高騰しています。
観葉植物は、生活を豊かにしてくれる素晴らしい生き物ですが、あくまで嗜好品です。
普通のサラリーマンは、とてもじゃありませんが数万の植物は買えるものではありません。。
でもお金がない人だって、かっこいい男前多肉を育ててみたいですよね。。
しかも部屋の中でできたらもっと楽しい。。
なので数千円で種を購入し、数万円する種類のアガベ・パキポディウムを実生で育てています。
私のような庶民でも、種からなら安い金額で人気で高価な品種を育てることができるのです。
強い光を必要とする多肉植物ですが、植物育成ライト(LED)でも
屋内で実生を始めることができます。
- 時間はかかりますが、実生はコストを抑えて植物を育てれる
- 大株より成長が早いので植物育成の面白さを知ることができる
- 現地株の大切さや、生産者の苦労なども知ることができる
実生は、お金をかけない方や育成を楽しみたい方にメリットだらけです。
時間はかかりますが、販売さてている大株に負けないような
迫力のある株に大きくすることができます。
子株を里子に出して魅力を広めたい
みなさんにも実生の輪が広まれば、植物好きが増えていき、
その結果、観葉植物の市場全体が大きくなり、
ひいては、生産者さんも消費者も幸せな世界になると思っています。(^^♪
塊根植物・アガベなどの多肉植物は有名になって生きたとはいえ、
一般的な認知度は低い、まだまだマイナーな植物です。
譲渡または適正な販売を通して、もともと興味がある方や、
塊根・多肉のピザールプランツを知らない方に魅力を知ってもらえたらと思っています。
実生の良さが広まれば、自生している株の現在進行形の乱獲も抑制することができます。
より多くの人が魅力を知ってもらえたらと、発信も含めて
植物の拡散活動も行っていきたい次第です。
結論
湿った土の上に種を置き、植物育成ライトの元で種を発芽させる!
市販の多肉植物の土の上に柔らかい土を用意し、
そこに種を植えて育成ライトをガンガンに当てて発芽させます。
金成コーデックスさん、ゆるぷさん、モノグラフ堀口さんなどいろんな方の方法を参考にし、
基本に忠実かつ自分なりにアレンジした方法で実生を行っています。
実生を始めて1年以上ですが、この方法で順調に発芽・成長しています。
3.方法
0.準備する
種以外の園芸道具を準備します。
発芽には十分な光と湿度、発芽後は根をのばせる環境が必要なので、
それらを満たせる道具を購入していきます。
- 植物育成ライト
- プロトリーフ(多肉植物の土)
- バーミキュライト
- 種植えトレイ
- 鉢底ネット
- トレイ
- メネデール
- ベンレート
- プラコップ
- ピンセット
植物育成ライト
私のおすすめはSINJIAlightです!
メリットは以下の通りです。
- 強すぎず弱すぎない実生に適切な光量
- 照射範囲が広いのでたくさん巻いても光が届く
- なんといっても安い(一個当たり2600円)
アマテラスなどのライトでも大丈夫とは思いますが、照射範囲が狭いことや
発芽前後は多肉といえど直射日光のような強い光が苦手なため、SINJIAを推しています。
なおSINJIAも植物に必要な15000ルクス以上の十分な光量があるので、発芽後も使えます(下記記事で検証)。
ソケットは最安で安くてひもを通す穴がある以下のソケットを使ってます。
プロトリーフ(多肉植物の土)
プロトリーフの大きいサイズをおすすめします!
大事な要素の植える用の土です。私はプロトリーフ(室内向け)を使用しています。
おすすめ理由は以下のようなメリットがあるためです!
- 土を混ぜなくてもいいのですぐ使える
- 複数の土を買わないので場所を取らない
- 配合の手間を考えると安い
- 成長後の植え替えに使える
- 実績もある
- 屋内用で虫対策がされている
庭がない賃貸のような限られたスペースで、
かつ屋内育成される方は上記のメリットにベストマッチしています(私自身です)。
余った分はタッパーにいれて、成長後の植え替え時に使用します!
バーミキュライト
細粒のものであればなんでも大丈夫と思います。多肉植物の土の上に少量かぶせます。
柔らかい土なので種周辺の湿度を担保してくれ、土への根の入りがよくなるためです。
種植えトレイ(セルトレイ)
- 高さが4㎝以上のもの
- 1セル4㎝×4㎝以上のもの
結構いろんな種類のものがあるのですが、
一年後くらいに植え替えることを前提に上記の条件のものを使用しています。
128穴などの容積が小さすぎるものでなければ大丈夫です。
鉢底ネット
土が出ないようするネットです。100均にもあります。
鉢底石はでかすぎてセルトレイに入らないのでネットを使ってます。
水受けトレイ
腰水のための水受けトレイです。100均にもあります。
おすすめはA4タイプのもので、サイズ的に6×5の種植えトレイのセルがきれいに入るためです。
また移動や管理が楽です。
1.種を買う
信頼できる業者さんから種を買う!
信頼できる業者さんから種子を購入します。
私のイチオシは種子輸入販売業者のSEEDSTOCKです。
メリットは以下の通りです。
- パキポ・アガベ種子の品種ラインナップの充実
- 注文してから配送が早い
- 発芽確認済みのロットが送付される
海外サイトであればドイツのKoehres(ケーレス)やrarepalmseed(レアパームシーズ)が有名です。
seedstockは人気が高い販売業者の為、欲しい品種の種子が売り切れてしまうことも多いです。
seedstockで扱っていないような、マイナーな種子を取り扱っています!
ただデメリットもあります。
- 出荷単位が大きい
- ユーロで払うことになっている
- 受注してから輸入するので時間・手間がかかる
- サイトが英語で、品種が学名を扱っているので見づらい
また、メルカリなどの販売もありますが、ビカクシダなんかと違って
信頼性の高い業者から種が購入できるので、
個人から買わなくてもいいかなと思っています。
私は年を通して在庫があるときにをSeedsstockから種子を購入し、
春の播種まで冷蔵庫に保管しています。
2.種を薬につける
種のカビ防止、発芽促進を促すため、薬液に一晩浸す!
メネデールとベンレートを規定量水に溶かして薬液を作ります。
そのあとプラコップに次ぎ分け、複数種の種が混ざらないように名前を書き、
種を作った薬液に入れていきます。
3.土を準備する
種植えトレイに鉢底ネット、多肉植物の土、バーミキュライトの順で入れる!
そのあと熱湯消毒を行う!
種植えトレイを水受けトレイに入るようカットします。
紹介したものですと大体6×5のセルが入ります。
この段階でトレイに何を植えるかの名前を書いておきましょう。
その後、鉢底ネットを数量分、長さを合わせてカットしていきます。
多肉植物の土を種植えトレイの高さの8割くらい入れます。
その上に、バーミキュライトを2割くらい入れます。
土を入れ終わったら、カゴの外にトレイを出して熱湯消毒します。
カビ・雑菌を殺すため熱湯を一つ一つの穴に注ぎます。
イメージは、コーヒーをドリップするようにゆっくりとかける感じです!笑
そうすると、細かい不要な土や汚れが鉢底から水とともに出ていきます。
終わったら、熱を冷ますため放置します。
この間に別の作業をしましょう。
カビは実生の天敵で、一番失敗することが種まき後に種がカビに侵食されることです。
必ず熱湯消毒しましょう。
4.植える
一晩つけ終わったら、ザルかなにかに通して、種と薬液を分けます。
薬液はペットボトルか何かに保管します。
もちろん、コップから直接種をとっても大丈夫です!
ただ液が白濁してるので、種が沈んでたりすると見えにくいです。。
いよいよ回収した種を植えていきます。
下記ポイントになります。
- 種に土をかぶせすぎず、置くように植える
- 複数植える場合は、数を絞って間隔をあける
完全には肌感ですが、かぶせるとカビが生えやすくなったり、光が当たりにくくなったりし、
発芽率が悪くなる傾向があります。
また密に置き過ぎてすべてが発芽してしまった場合、根張リが悪くなるので、
1穴中の種数は多くても4つくらいまでにしましょう。
4.腰水してライトの下に置く
腰水でライト直下で12~14時間照射!コンセントタイマーで楽に管理!
植え終わったらを回収した薬液を水受けトレイにいれて3分の1浸かるくらいの水位で腰水をします。
念のため、霧吹きでも上から薬液で湿らせます。
植物育成ライトをセットした場所に置き、12時間以上照射します。
後は毎日朝晩に霧吹きをします!
私は30cmくらいの高さにライトをおいて、
コンセントタイマーでONとOFFを自動化しています。
5.発芽
その後の経過
外に出せる時はできるだけ直射日光に当てて、冬は育成ライトに当てていました。
一年たってないパキポディウムですがかなり大きくなりました。
アガベは発芽率90%くらいで、いまも鋸歯がはっきりしてきていい感じです!
4.まとめ
以上の屋内実生をまとめると、以上の通りです!
- 種をネットで買う
- 土や種うえトレイを用意する
- 種を薬液に一晩漬ける
- 植物育成ライトの直下に置く
- 数日~2週間以内には発芽
以上になります!
屋内で実生を始めるには少し準備がいりますが、成長が早いので本当に楽しいです!
まして屋内なので、観察しやすくて毎朝起きるのがたのしみになります(^^♪
ここまで見て頂き、誠にありがとうございました!
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