おはようございます!そうすけです!
今日はビカクシダを育てている人なら一度はぶつかるかもしれない
「褐斑細菌病(かっぱんさいきんびょう)」について、実体験をもとにわかりやすく解説していきます。

運営者:そうすけ
都内在住のエンジニア兼ブロガー。
ガーデニングアドバイザー資格保有。
種から植物を100株以上育て、育成しています。
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ビカクシダの葉っぱが茶色くなったり、斑点が出て黒くなってきた…

長くビカクシダを育てていると、こんな状況になるかもしれません。
私も今まで褐斑細菌病になった株がいくつか有り、つらい思いをしました。
しかし色々な方法を試し、なんとか正常な株まで直すことができました。


本記事ではビカクシダの褐斑細菌病とその対策について、実体験をベースにわかりやすく対策記事を書いていきます。
この記事を読めば、 「何が起きているのか」と「どう対処すべきか」までの道筋が分かるようになります。
- 最近、ビカクシダの葉に黒っぽい斑点が出てきた方
- 新芽が小さくなってきて不安な方
- 病気かも?と思いながらも何をすればいいかわからない方
- 初めてビカクシダを育てている初心者の方
観葉植物初心者の方にもわかりやすいように、ポイントを絞ってまとめているので、
「ビカクシダの葉に異変が出た…」と感じた方はぜひ参考にしてみてください。
本記事はあくまで私が試した内容で、主観や体験が大きく混ざった意見であることご承知ください!
褐斑細菌病とは?
ビカクシダの葉に現れる、茶色〜黒色の斑点。
これは「褐斑細菌病」と呼ばれる細菌感染による病気の一種です。
症状が進行すると、葉の一部が腐ったようになったり、斑点が広がって葉全体が傷んでしまいます。

新しい芽の成長も悪くなり、出てくる葉がどんどん小さくなっていくという現象もよく見られます。
一見するとカビの病気と似ていますが、原因は細菌です。
褐斑細菌自体はすでに植物の表面や体内にいて、株が弱ったときに爆発的に増えることで症状が発症します。
そうすけ人間の風邪みたいなイメージだね!
実例症状
子株で板付したギンカというビカクシダに起こりました。


- 7〜8月の高温多湿の時期
- 湿度を保つために株元にラップを巻いていた
という環境でした。
初め順調に成長していたのですが、ある日から胞子葉に黒い点々が現れ、徐々にシミのように広がっていきました。





おそらく蒸れによるものです。
「そのうち治るだろう」と様子を見ていましたが、
- 古い葉は抜け落ちていく
- 新しく出る葉はどんどん小さくなる
- 全体的に元気がなくなっていく
という、まさに“悪循環”に陥ってしまったのです。
対策
- 活力剤の葉面散布を行う
- 根の通気性をよくする
- サーキュレーターの風力UP
これらを行うことで、新しい葉に褐斑細菌がでなくなり、どんどん新芽もでるようになりました。


これらの対策の意味は、植物自身の成長を促すことです。
茶色くなった葉っぱ自体は戻りませんので、これ以上広げないために免疫を強くしているイメージです。
活力剤の葉面散布
リキダスを水で薄めた液を、毎日葉の表と裏にスプレーしました。
株が弱っているとき、まずは「元気」を取り戻させることが大切です。
細菌に直接効くわけではありませんが、
「根からうまく栄養が吸収できていない可能性がある」
と考え、 少しでも植物に栄養やミネラルを届けるために行いました。



私は葉水用と活力剤用で微細霧吹きを分けて使っています!


これを根気よく1ー2ヶ月ほど続けたのですが、シミの進行が止まり、新芽がしっかりと展開するようになりました。
根の通気性を良くする
そして葉面散布と同時に、ラップを剥がし、水苔で音を覆いました。




- 黒ラップをすべて剥がす
- 根をふんわりと水苔で包み、空気の通り道を作る
原因を突き詰めると、どうやらラップによって根が蒸れていたことが大きかったようです。
このように環境を整えたところ、明らかに状態が改善していきました。
圧倒的に成長が早くなるのでラップで成長を促していたのですが、デメリットもあるようです。
子株で体力がなくかつ、夏の暑さで蒸れやすい時期は、根の通気性が生命線になると痛感しました。
サーキュレーターの風力UP
サーキュレーターの風をガンガン回しました!


風量をMaxにして、空気の対流を防ぎ、できるだけ水やりから乾くまでのサイクルを早めました。



結構うるさかったけど、ビカクシダのため、、
そうするこで蒸れを防ぎ、これ以上ひどくなることを予防策として続けました。
試してあまり効果がなかったこと
これまで他の株も褐斑細菌になったので色々な方法を試しましたが、あまり効果のないものもありました。


黒くなった葉を片っ端から切る
本には感染しないように「病変を除去しようと、黒くなった葉をカットする」と書かれていましたので試しました。


確かに原理上、褐斑細菌に侵された葉は切ったほうがいいです。
ただ、今回のギンカの場合子株だったので葉の数も少なく、カットするとなくなってしまう状況が有りました。



個人的には逆効果でした。
なので、私は症状が激しいものだけカットして、残りの若い葉は切っていません。
完全に放置する
引き続き、いつも通り世話する方法です。



葉は枯れるもんだから、ほっておいたら新しい葉はえるだろ~
こういった思いで奉仕したことがあります。
これ、成長自体はしてくれるのですが、根本的な改善にはつながりませんでした。
斑点は広がり続け、株全体の印象も悪くなる一方でした。
何かしら環境に原因があって褐斑細菌になるので、そこをつぶすための何らかの対策は必要だと思います。
薬剤散布
正直、怖くて試していません。
「薬害が出たらどうしよう」と思ってしまい、今回は自然回復に絞りました。
薬剤は扱い方を間違えると逆効果にもなり得るので、初心者の方は慎重に。
(どうしても使いたい方は、まずはテスト的に小さな部分で試すのが◎)
まとめ


褐斑細菌病は、確かに厄介です。
でも、早めに気づいて、焦らず対処すれば、少しずつ元気を取り戻すこともできます。
「ビカクシダに斑点が出た…どうしよう」 そんなとき、この記事が少しでもヒントになれば嬉しいです!
褐斑細菌病対策の参考資料
杉山さんのこの動画がめっちゃ参考になります!
私もこの方法ベースで改善したところがあります。













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