【リドレイを増やしてみよう!】#3:リドレイ(Platycerium ridleyi)の前葉体&胞子体培養記録(170~240日目)

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リドレイ 胞子培養 鉢上げ

こんばんは!そうすけです!

寒くなってビカクシダを取り込む季節がきましたね。リドレイの胞子培養も常に室内管理をしていますが、どうやら気温・気温差の影響を受けているようです。

本記事ではリドレイの胞子培養について、8か月間の育成中に変化がありましたので、記録しようと思います。

以下のような方は、本記事の成功や失敗をぜひ参考にしてみてください。

  • リドレイの胞子培養について知りたい!
  • 安く、多くの数のビカクシダを手にいれたい!
  • 苗ができたら里子に出してして魅力を広めたい!
  • とにかくビカクシダの胞子培養をしてみたい!

以下は、前回までのリドレイ胞子培養の記事になります。ミズゴケとジフィーセブンの成長差についても書いているので興味あったら参考にしてみて下さい。

目次

1.目的・結論

目的

胞子培養に興味ある方へ参考になればという思い

ビカクシダを育成される方は近年増えたと思いますが、胞子培養に手を付ける方は少ないのではないでしょうか。

ビカクシダの胞子培養をされている方はブログやYoutubeで見ると少なからずおりますが、まだまだニッチなジャンルで、調べた限りでは情報は少数なのが現状だと思います。また、自分でみつけた育成情報を発信したくないよ!ていう方もいらっしゃいます。

皆さん試行錯誤を繰り返しながら胞子培養を行っています。私も先人の失敗や成功例を参考にしながら試行錯誤しております(いろいろな方のブログを拝見させてもらいました。。)。

そういった試行錯誤を記録として発信し皆さんと共有できたら、よりビカクシダを楽しめる人が増えると思い、記事にしています(^^ ビカクシダ好きが一人でも増えていったら世界はもっと楽しくなると思います(?)

また、リドレイは発芽や成長が早く、胞子培養がしやすい品種と言われているので、教科書的な意味で記録を残すのも面白いかなと思っています。

結論

夏~秋は急成長、秋~冬は緩慢になっていく

リドレイの胞子培養ですが、時期による成長の違いがみられました!

親株と同じで、夏から秋にかけては急成長し、冬に向けては少しずつ成長が緩慢になってきております!ただ、急成長の具合が親株よりもすさまじい勢いです!笑

以下、経過記録を示します!

2.経過

管理方法

管理方法は下記のとおりです。

  • 室内でタッパーで密閉して管理
  • 培地はジフィーセブン、肥料なし、腰水管理
  • エアコン24時間で21度設定
  • 水槽用ライト14時間照射

写真のような感じで管理しております。

詳しい管理環境に関しては過去記事にまとめておりますので興味ある方はご参照ください。

1.急成長をする(150日から210日)

前回記事(150~170日)から210日までの成長写真です。胞子体をスペーシングしてからの写真になります。

秋は成長期と聞きましたが、150日では1㎜程度しかなかったサイズの胞子体が、2か月弱で直径3~4㎝までかなり大きく成長しています。とてもうれしい。

ここで気づいた点としては、胞子体の成長には湿度が重要ということでした。

170日と210日の間でタッパーの蓋が締まりきらないくらいになったので、蓋を開けて育成しておりました。1週間くらいおいていたのですが、成長がほとんど見られませんでした。その後ラップで優しくフタをすると、再び急成長を繰り広げておりました。

リドレイは蒸れを嫌い風が大事な品種でありますが、子株の間はどうやら乾燥に弱く、湿気が強い環境の方を好むようです。

2.鉢上げ

株が大きくなりタッパーが窮屈になってきたので種植えトレイに鉢上げすることにしました。取り上げてみると結構大きくなりました。横から見ると細い根が出てきているのが確認できます。

種植えトレイのそこにミズゴケを薄くしき、ジフィーごと苗を種植えトレイに入れた後、空いた隙間にミズゴケを入れていきます。目的は隙間をうめて固定することと、株の周りに湿度が保たれるようにするためです。

こんな感じで次々に鉢上げしタッパーに置いて腰水しています。ふわっと軽くラップをかぶせて湿度を保つ管理をしていきました。

3.成長が緩慢になる(210日~240日)

鉢上げから現在までの経過です。

成長点は動いて新しい葉が展開しつつあるものの、葉が何枚も展開していた8月~10月に比べると成長が遅いように感じます。

ここでは、胞子体の成長には温度が非常に重要だと気付きました。

環境の変化を考えましたところ、鉢上げしたことと気温の変化が可能性として考えました。鉢上げに関しては、ジフィーにさしたままで培地も変化しておりませんし、腰水管理・光環境は以前と変化はありません。

そうなると気温の変化か疑われます。私が住んでいる地域は四国なのである程度冬は寒いです。エアコンを21℃設定にしてると言えど、朝や夜は室内の温度は一時的に20℃以下(18℃くらい)へ下がっているのを確認しました。昼と夜の寒暖差も生まれます。

タッパー内の温度はもう少しあったかいと思いますが、そういった外気の変化を敏感に感じ取り、成長が緩慢になった可能性があると考えられます。

3.まとめ

以上をまとめると、私はこのように考えました!

リドレイ胞子培養は多湿・20℃以上であると成長し、多湿であっても20℃以下になると成長が緩慢になる

SNSの情報ですが、リドレイの胞子培養は沖縄でも冬では成長が止まるらしく、業者さんは夏胞子栽培したものを、冬前にEUへ輸出するのだとか。

冬でも成長させたい方は、暗室などを作ってにしっかりと温めてやるとよいと思います。パネルヒーターであっためてやるもが経済的かもしれません。私の場合は暖房は常につけている状態なので、成長はゆっくりになっただけなので、このまま見送ってみます。


いつかブログを見て下さっている方やビカクを育てたことない方に、これらをプレゼントできたらいいな、、と思ってます(^^ 興味あったらコメントください!

見て頂きありがとうございました(^^ 皆さんも胞子培養やってみよう!!

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この記事を書いた人

愛媛でエンジニアをしながらブログを書くアラサー会社員。
自然、お洒落な暮らし、効率化が好き。
ビカクシダと塊根植物にハマり、数年前にガーデニングアドバイザー取得。

主に観葉植物・暮らしについて初心者でも分かりやすく発信しています。

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